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2025年度の資産運用状況(速報)

速報値は手数料等諸経費控除前の数値であるため、キャッシュバランスプランの利息クレジット計算に用いる指標利率(基金運用実績連動)とは誤差が生じることにご留意ください。


2025年度第2四半期

  • 2025年度第2四半期(7月~9月)は、米国大手半導体企業の相次ぐ好決算や、米国での追加利下げ期待、国内では9月に石破首相の辞意表明を受け次期政権の経済対策への期待から、内外株式市場が大きく上昇しました。為替は、日本の財政悪化が意識されたことから、対米ドル、ユーロで円が下落、外貨建資産投資には追い風となりました。国内債券市場は、7月の参院選において財政拡張が意識されたことや、日銀の追加利上げ懸念を背景に下落しましたが、米欧債券市場においては、米国雇用統計の軟化等を受けて追加の利下げ期待が強まり、主に社債が買われました。
  • このような背景から、第2四半期末におけるリスク分担型企業年金の運用資産額は545.6億円、運用実績は四半期でプラス2.70%、通期でプラス4.80%となりました。
  • 当基金は引き続き中長期的な観点から運用を行い、資産運用の基本方針を遵守し、将来にわたって健全な年金財政を維持するよう必要な措置を講じてまいります。

2025年度第1四半期

  • 2025年度第1四半期(4月~6月)は、米国の関税政策による景気減速懸念と、「トランプ減税」による財政悪化懸念が綱引き状態となり、米金利は四半期で横ばいとなった一方、日本では日銀の追加利上げ観測が後退したことや、ドイツは前四半期に急上昇した反動から金利が低下したことで、債券価格は上昇しました。内外の株式指数については、期初は米国の相互関税発動を受け急落しましたが、一部関税措置の一時停止が発表されると持ち直す展開となり、その後は米国と各国との貿易交渉の進展期待や、米テクノロジー企業の好決算が相次いだことから大きく上昇しました。為替は、米政権の政策不透明感や財政悪化懸念を背景に米ドルが主要通貨に対して下落した一方、ユーロは米ドルからの資金移動がみられたことなどから対円で上昇し、円高ドル安、円安ユーロ高となりました。
  • このような背景から、第1四半期末におけるリスク分担型企業年金の運用資産額は527.9億円、運用実績は四半期でプラス2.04%となりました。
  • 当基金は引き続き中長期的な観点から運用を行い、資産運用の基本方針を遵守し、将来にわたって健全な年金財政を維持するよう必要な措置を講じてまいります。
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