給付利率変動型年金
基金の年金は退職時の年金原資と金利動向に応じて決まるしくみです
<年金・一時金の算定の基礎となる「基準給与」>
- 基金から受けられる年金・一時金の額は、退職時の基準給与(退職金累計ポイント×ポイント単価=退職金総額)×63.5%がベースになります。
- 基準給与は、勤務期間中に付与された退職金規程で定められている基本ポイントおよび成果加算ポイントの累計ポイント(退職金累計ポイント)に、1ポイント当たりの単価(1,000円)を乗じたものです。
- 注記:加入者の皆さまには半期に一度、現時点での退職金累計ポイントを賞与明細表に記載してお知らせしています。
<年金額は給付利率に応じて変動>
- 年金額は、毎年一定ではありません。
- 年金額を決める「年金現価率」は「給付利率」に基づいて決められ毎年4月に改定されます。この給付利率は、経済情勢に応じて変動するため年金額も変動します。

年金額を決めるための「給付利率」は国債利回りをベースに決められます
- 給付利率には、「10年国債の応募者利回りにおける前年5年間の平均値」に基金の上乗せ分(0.5%)を加えた率で、毎年4月1日に改定されます。
- なお、給付利率には上限と下限が設けられています。給付利率が上下限を超えた場合は、基金が定める上限(5.0%)、下限(2.0%)の給付利率を使用することとなります。
給付利率の計算方法
受給開始を繰下げた場合は、年金原資に国債利回りに基づく利息を付与します
- 加入者期間15年以上ある方が60歳未満で退職すると脱退一時金が受けられますが、受給開始時期を60歳まで繰下げる(遅らせる)ことができます。
- このとき、年金原資は受給開始まで据え置くこととなりますが、給付額には据え置いた期間分の利息を付与します。
- 付与する利息を決めるための「脱退一時金繰下げ利率=据置利率」は、次の国債利回りの平均のいずれか低いほうです(上下限はありません)。
- 前年5年間の10年国債の応募者利回りの平均
- 前年1年間の10年国債の応募者利回りの平均