2023年度の年金資産(純資産)は855億円となる見込みです
- 2023年2月15日に当基金の第44回代議員会が開催され、2023年度の予算が承認されました。
- 当年度予算は、2022年度決算見込みおよび2023年度の事業計画に基づき、これまでの実績や昨今の経済情勢、推計される加入者数の動向などを十分に考慮して編成しております。
- 予定損益計算書の収益は、掛金等収入6,688百万円と運用収益2,500百万円で、総額は9,188百万円となる見込みです。リスク対応掛金を2022年度から5年間に渡り毎年4,461百万円拠出する計画となっています。また当年度予算では、年金資産の運用利回りを3.0%と見込んでおります。
一方、費用は給付金5,796百万円、移換金208百万円、運用報酬等440百万円、業務委託費等31百万円を見込んでいます。総額は6,476百万円となる見込みです。結果、責任準備金が前年度より2,712百万円増加しますが、当年度剰余・不足金は発生しない見込であるため「財政均衡」になると見込んでいます。
金融当局の引き締めを継続するという思惑と市場の金融緩和に向かうとの思惑が入り混じったマーケットとなっており、当面は方向性の定まらないマーケットが続くと考えらます。このようなマーケット環境も踏まえ、基金では本年度もリスク管理を徹底し、安定的な運用収益の確保に努めてまいります。
- 予定貸借対照表では、事業年度末の資産と負債のバランスを見ます。責任準備金77,874百万円に対し、純資産は85,542百万円となる見込みです。
事業計画の基礎数値(2024年3月末予定)
加入者数
| 男子 |
女子 |
計 |
| 3,298人 |
1,426人 |
4,724人 |
年金給付
| 件数 |
年金給付額 |
| 4,066件 |
3,773,454千円 |
一時金給付
| |
件数 |
金額 |
| 老齢給付金 |
112件 |
1,123,158千円 |
| 脱退一時金 |
135件 |
794,118千円 |
| 遺族一時金 |
23件 |
85,974千円 |
2023年度予定損益計算書
(単位:百万円)
| 費用勘定 |
収益勘定 |
| 給付金 |
5,796 |
掛金等収入 |
6,688 |
| 移換金 |
208 |
受換金 |
0 |
| 運用報酬等 |
440 |
特別収入 |
0 |
| 業務委託費等 |
31 |
|
|
| 運用損失 |
0 |
運用収益 |
2,500 |
| 責任準備金増加額 |
2,712 |
責任準備金減少額 |
0 |
| 別途積立金積増額 |
0 |
別途積立金取崩額 |
0 |
| 当年度剰余金 |
0 |
当年度不足金 |
0 |
| 総合計 |
9,188 |
総合計 |
9,188 |
2023年度末時点で予定貸借対照表
(単位:百万円)
| 資産勘定 |
負債勘定 |
| 流動資産 |
338 |
流動負債 |
0 |
| 固定資産 |
86,139 |
支払備金 |
935 |
| |
|
責任準備金 |
77,874 |
| 基本金 |
0 |
基本金 |
7,668 |
| 総合計 |
86,477 |
総合計 |
86,477 |
| (リスク充当額) |
25,039 |
(財政悪化リスク相当額) |
29,343 |
| (未償却過去勤務債務残高) |
0 |
(数理債務) |
73,720 |
※各項目の金額は、10万円を四捨五入しているため内訳の計と合計金額が一致しない場合があります。