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2010年度決算

2010年度は36億9,780万円の不足金が発生しました

  • 2011年7月26日に当基金の第16回代議員会が開催され、2010年度決算が承認されました。
  • 2010年度の運用状況を見ると1億6,417万円の運用収益を確保した一方で、国内株式の下落や円高の影響を受け10億796万円の運用損失が発生したため、総合収益は▲8億43百万円となりました。この結果、運用収益率は▲1.07%(時間加重収益率)となっています。
  • 2010年度末時点において当基金が保有する年金資産(純資産)額は、843億5,378万円です。また、事業主が負担する特別掛金で償却する過去の積立不足は、未償却過去勤務債務残高として計上しています。
  • 昨年度決算から繰り越された不足金18億9,031万円を費用計上した結果発生した当年度不足金36億9,780万円は、翌年度に繰り越します。

2010年度の収支状況(損益計算書)2010年度の収支状況のイメージ


2010年度末時点での資産と負債の状況(貸借対照表)2010年度末時点での資産と負債状況のイメージ


2010年度財政検証結果

基金では毎事業年度の決算結果に基づき、年金資産(純資産額)の積立水準を「継続基準」「非継続基準」の2つの基準に照らして検証することが法令で義務づけられています。検証の結果、資産の積立水準が基準値を下回り、「積立水準の回復計画」の策定が必要とされる場合には、すみやかに財政計画の見直し(変更計算)を行うことになります。
2010年度の当基金における財政検証結果は次のとおりです。

継続基準の検証
将来支払う給付に必要な年金資産の積み立てが、計画どおりに行われているかを検証します。

  • 基準値
    純資産額(+許容繰越不足金)/責任準備金 =1.00以上
  • 検証結果
    純資産額(844億円)+許容繰越不足金(132億円)/責任準備金(881億円) =1.10

当年度は、純資産額が責任準備金を上回り、基準値をクリアしました。

非継続基準の検証
現時点で基金が解散したと仮定した場合、これまでの加入期間にかかる年金給付を行えるだけの水準に達しているかを検証します。

  • 基準値
    純資産額/最低積立基準額 =0.90以上
  • 検証結果
    純資産額(844億円)/最低積立基準額(829億円) =1.01

非継続基準の財政検証では、純資産額が最低積立基準額を上回り、基準値をクリアしました。
「継続基準」、「非継続基準」ともに基準値をクリアしているので、掛金の見直しは必要ありません。

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