2021年度予算
2021年度の年金資産(純資産)は919億円となる見込みです
- 2021年2月17日に当基金の第38回代議員会が開催され、2021年度の予算が承認されました。
- 当年度予算は、2020年度決算見込みおよび2021年度の事業計画に基づき、これまでの実績や昨今の経済情勢、推計される加入者数の動向などを十分に考慮して編成しております。
- 予定損益計算書の収益は、主に掛金等収入22億5,700万円と運用収益27億2,800万円のほか、責任準備金が前年度より42億2,700万円増加するため、総額は49億8,500万円となる見込みです。一方、費用は主に給付金56億2,900万円、移換金9,800万円、運用報酬等3億6,000万円、業務委託費等4,000万円となり、総額は61億2,700万円となる見込みです。その結果、53億6,800万円の当年度不足金が発生すると見込んでいます。
当年度予算では、年金資産の運用利回りを3.0%と見込んでおります。
昨年度に引き続き、米国を筆頭にファンダメンタルは堅調との見方をする評価が継続している状況にあります。一方で、コロナ感染拡大の今後の推移によりマーケットも左右されかねない状況で、各国とも財政政策を充実させていること、ベースのファンダメンタルは悪いとは言えない状況にあることなどから、比較的堅調に推移するとの予想が多いようです。ただし、コロナ感染拡大の状況(ワクチンの展開状況など)によっては、調整局面を迎える可能性は相応にあると考えられます。
基金では本年度もリスク管理を徹底し、安定的な運用収益の確保に努めてまいります。 - 予定貸借対照表では、事業年度末の資産と負債のバランスを見ます。責任準備金858億2,800万円に対し、純資産は919億4,300万円となる見込みです。
- 2020年度に財政再計算を行っていますので、今後の報告は新基準での報告となります。
※2018年1月以降の財政計算より順次新基準での財政運営に移行することとされています。
※今回の上記2021年度予算見込みは、旧基準で説明しております。
事業計画の基礎数値(2022年3月末予定)
| 男子 | 女子 | 計 |
|---|---|---|
| 3,902人 | 1,559人 | 5,461人 |
| 4 |
| 861千円 |
| 件数 | 年金給付額 |
|---|---|
| 3,992件 | 4,064,414千円 |
| 件数 | 金額 | |
|---|---|---|
| 老齢給付金 | 67件 | 648,912千円 |
| 脱退一時金 | 123件 | 799,706千円 |
| 遺族一時金 | 18件 | 115,892千円 |
2021年度の収支状況(予定損益計算書)<旧基準>
2021年度末時点での資産と負債の状況(予定貸借対照表)<旧基準>
2021年度の収支状況(予定損益計算書)<新基準>
2021年度末時点での資産と負債の状況(予定貸借対照表)<新基準>
※各項目の金額は、10万円を四捨五入しているため内訳の計と合計金額が一致しない場合があります。