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2018年度決算

2018年度は17億6,957万円の不足金が発生しました

  • 2019年7月22日に当基金の第34回代議員会が開催され、2018年度決算が承認されました。
  • 2018年度の運用状況を見るとオルタナβ型が安定収益源となり、運用収益率は+0.57%で5億7,607万円の運用収益を確保しました。
  • 2018年度末時点において当基金が保有する年金資産(固定資産)額は、981億8,728万円です。一方、将来の年金給付のために積み立てられているべき責任準備金は878億6,051万円です。
  • 当年度発生した不足金17億6,957万円は、前年度に繰り越された別途積立金110億9,162万円から取り崩され93億2,205万円を翌年度に繰り越します。

2018年度の収支状況(損益計算書)2018年度の収支状況のイメージ


2018年度末時点での資産と負債の状況(貸借対照表)2018年度末時点での資産と負債状況のイメージ


2018年度財政検証結果

基金では毎事業年度の決算結果に基づき、年金資産(純資産額)の積立水準を「継続基準」「非継続基準」の2つの基準に照らして検証することが法令で義務づけられています。検証の結果、資産の積立水準が基準値を下回り、「積立水準の回復計画」の策定が必要とされる場合には、すみやかに財政計画の見直し(変更計算)を行うことになります。
2018年度の当基金における財政検証結果は次のとおりです。

継続基準の検証
将来支払う給付に必要な年金資産の積み立てが、計画どおりに行われているかを検証します。

  • 基準値
    純資産額/責任準備金 =1.00以上
  • 検証結果
    純資産額(972億円)/責任準備金(879億円) =1.10

当年度は、純資産額が責任準備金を上回り、基準値をクリアしました。

非継続基準の検証
現時点で基金が解散したと仮定した場合、これまでの加入期間にかかる年金給付を行えるだけの水準に達しているかを検証します。

  • 基準値
    純資産額/最低積立基準額 =1.00以上
  • 検証結果
    純資産額(972億円)/最低積立基準額(1,002億円) =0.97

非継続基準の財政検証では、純資産額が最低積立基準額を上回り、基準値をクリアしていませんが、下記の【非継続基準の検証について】いずれも満たしているので、特別掛金の拠出は不要となります。

【非継続基準の検証について】
原則は基準値を下回ると特別掛金の拠出が必要となります。
ただし、以下の2つの要件をいずれも満たす場合には特別掛金の拠出は不要です。
1)当年度の非継続基準の値が0.90以上
2)当年度を除く過去3年間のうち2年間以上について、非継続基準の値が1.00以上

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